感性に訴えかけてくる、上質な「走る愉しさ」。レクサスのスポーツセダン、ISのおすすめグレードをご紹介!

みなさん、こんにちは!今回は、日本が世界に誇る高級車ブランド「レクサス」におけるもっとも小型のセダン、レクサス・ISをご紹介します。「もっとも小型」とはいえ、メルセデス・ベンツのCクラスやBMWの3シリーズ、アウディA4などのライバルにあたるDセグメントに属するIS。その高級感あふれる走りは、モデル末期と噂される2019年現在でも健在です。この記事では、レクサス・ISの魅力に迫っていくとともに、おすすめグレードについてもご紹介していきます。

レクサスISはこんなクルマ

レクサス・ISは、トヨタ自動車の高級車ブランド・レクサスの生産する、メーカー自身が「スポーツセダン」とうたうミドルサイズのFRセダンです。2019年2月現在、現行型として販売されているのは、ISとしては3世代目のモデルになります。

ISは、レクサスの主戦場・北米市場だけでなく、ヨーロッパ市場で売られることも念頭に置いて開発された、スポーティかつオーソドックスな構成のセダンです。いくつかの派生モデルが存在し、2世代目のモデルのみに設定されていた2ドアコンバーチブルモデル「IS C」、同じく2世代目モデルに設定されていた本格派高性能スポーツモデル「IS F」などがあります。また現行「RC」 も、ISの2ドアクーペ・バージョンとも呼べる存在です。

初代モデルの登場は1999年。2005年に日本国内でレクサス・ブランドが展開されるまでは「トヨタ・アルテッツァ」として販売されていた一方、国外では「レクサス・IS」として、レクサスのエントリーモデルとしての役割を担っていました。

2005年に2代目モデルが発表、現行モデルである3代目は2013年に登場していて、デビューから現在に到るまで、途切れることなく生産が続けられています。ISのキーワードになっているのはやはり「スポーツ」で、現行モデルに関しても「真の”走る楽しさ”の体現」を目標に開発されました。セダンの枠に収まらないアグレッシブでダイナミックなエクステリアと、それに負けないキビキビとした運動性能、それでいて随所に感じられるラグジュアリー感など、多くの要素が融合したレクサスの誇るスポーツセダンとなっています。

エンジンはハイブリッドを含む3種類を設定

現行レクサス・ISには、3種類のエンジンがラインナップされています。価格がもっとも高いのは「IS350」で、3,456ccの自然吸気V型6気筒エンジンを搭載、FRモデルのみが設定されています。最高出力は318PS/6,600rpm、最大トルクが380Nm/4,800rpmで、電子制御の8速オートマチックトランスミッションが組み合わせられます。スポーツセダンを名乗るにふさわしい動力性能を備えたモデルと言えるでしょう。

参考:レクサスのスポーツセダン、IS買取専門ページ!

ISのミドルグレードに該当するのが「IS300h」です。その名の示す通り、シリーズ唯一のハイブリッドシステム搭載グレードとなっています。このグレードのみ、後輪駆動のFRのほか、4輪駆動モデルを選択することができます。178PSのガソリンエンジンと143PSのモーター、電気式無段階オートマチックトランスミッションの組み合わせで、高い動力性能とシリーズ随一の好燃費を両立させています。JC08モードの燃料消費率は20.4〜23.2km/Lで、「燃費が気になる」「どうしても4輪駆動車が必要だ」という方には心強いグレードと言えるでしょう。

ISのエントリーグレードを担うのが「IS300」です。2017年10月までは「IS200t」と名乗っていたモデルで、tのアルファベットが示すように、1,998ccの直列4気筒インタークーラー付きターボエンジンを搭載しています。組み合わせられるトランスミッションは8速オートマチックで、後輪駆動モデルのみを設定。最高出力は245PSとシリーズの中では控えめですが、最大トルク350Nmを1,650〜4,400rpmの広い範囲で発生させているところは、さすがはターボエンジンと言ったところです。車重も「IS350」に比べて10〜20kg軽量に仕上がっています。

エンジンの差異の他に、それぞれのグレードに3つの仕様が設定されています。「標準仕様」と、ラグジュアリー仕様の「version L」、スポーツ仕様の「F SPORT」です。「version L」にはセミアニリン本革シートや電動リアウインドウサンシェード、レーザーカット本杢のオーナメントパネルなどが装備。「F SPORT」にはスポーツサスペンションや専用メーター、スポーツシート、パドルシフト付き専用本革ステアリングが装備されるとともに、レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(IS350に標準装備)、LSD(IS350にオプション設定)なども用意されています。
特に「F SPORT」に標準装備されている、ショックアブソーバーの減衰力を電子制御でコントロールする「NAVI・AI-AVS」は、刻一刻と変化する路面状況を把握し細かく制御することにより、走行安定性と優れた乗り心地を両立。加えて、コーナリング時の切れ味鋭いハンドリングをも実現させています。

ズバリ、レクサス・ISのおすすめグレードは?

さてここで、セダンラボが選ぶレクサス・ISのおすすめグレードを紹介します。レクサス・IS350 “F SPORT”です。

ISシリーズの「F SPORT」の中でも、IS350だけに標準で備わる装備、またはオプション装備が多いため、このモデルならではの上質な走りを毎日体験・実感したいのであれば、このグレード以外の選択肢は考えられません。メーカーオプションで設定されているトルコンLSD装備すれば、リアタイヤのトラクション性能がさらに高まるため、走りにこだわりたい方はぜひとも装着したいところ。

また、先述したレクサス・ダイナミック・ハンドリングシステムは、簡単に言ってしまえば、ギア比可変ステアリングと後輪の切れ角を統合制御するシステムのことです。このシステムもIS350にしか装備されていません。IS350のエンジンは、他のグレードよりも重く大きいですが、この機能によってノーズの重さを相殺。高速コーナー時の安定性を高めつつ、ワインディングでの軽快なハンドリングをも実現しています。ドライバーの意思がステアリングを通じてクルマに伝わり、クルマが思ったように曲がっていく感覚は、IS350 “F SPORT”だけが持つ「走りの歓び」と言えるでしょう。また、このグレードだけの強力なトラクション感覚は、他のグレードでは味わえません。

絶え間なく続く年次改良

現行型レクサスISは2013年から生産されており、2019年でデビューから6年が経過したことになります。毎年のように細い改良が続けられていますが、大掛かりなマイナーチェンジは2016年10月に一度実施されています。

走行面では、改良型ショックアブソーバーやアルミ製ロアアームの採用、スプリングやブッシュの特性の変更、アダプティブ・バリアブル・サスペンションシステムやエレクトリック・パワーステアリングの制御を変更するなど、さらなる操縦安定性と乗り心地の向上を図っています。

デザイン面にも手を入れ、バンパーやヘッドライトのデザインを変更。リアのコンビネーションランプを多灯式LEDの新しいデザインに変更したほか、内装面ではカーナビ用ディスプレイの拡大、オーナメントパネルの選択肢の充実、サウンドシステムのスピーカー数を8個から10個に増設、などの変更が行われています。

また、安全装備のさらなる充実もトピックの一つ。マイナーチェンジを機に、「プリクラッシュセーフティ」「レーンディパーチャーアラート」「アダプティブハイビームシステム」「レーダークルーズコントロール」をセットにした、予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を全グレードに標準装備としています。

ドイツ御三家と真っ向勝負!

メルセデス・ベンツ、BMW、アウディというドイツ御三家のほかにも、キャデラックやアルファ・ロメオといった多くのライバルがひしめく価格帯で勝負するレクサス・IS。走りに関しては完成度の高いレクサス・ISですが、進化のスピードが非常に早いセグメントということもあり、正直燃費性能やシャシー性能で見劣りする面もあります。次期型の噂もちらほらと聞かれる昨今ですが、まだはっきりとした発表がない2019年2月現在では、次期型の登場を待つか、熟成の進んだ現行型を手に入れるか、なかなか悩ましいところですね。

世界的にセダンのマーケットが縮小しているとはいうものの、ヨーロッパや日本以外のアジア各国、そして中国などでの「セダン需要」は、完全に無視できるほど小さくはありません。今後もこの激戦区をレクサス・ISが戦い抜いていくには、新たなプラットフォームの開発を含めた革新的なセダンが必要となってくるでしょう。これからもレクサス・ISの活躍に期待したいですね。それではまた次回の記事でお会いしましょう!

[ライター/守屋健]